大学アメフトの定期戦(日大vs関学大)で起きた問題の真相について、明らかにされている事実から迫る

アメフトファンのまさるです。
大好きなアメリカンフットボールについて、最初にこのような記事を書くとは想像していませんでした。

日大の宮川選手の反則行為により相手選手が負傷した問題は、いま世間で話題になっています。
しかし、当事者以外にも多くの関係者の発言が取り上げられていて、問題の真相があやふやにされているように見えます。

そこでこれまでに判明している事実を時系列でまとめました。
事実を積み重ねることで問題の真相は見えてきます。

【事実1】コーチから「潰せ」という指示があった

このような指示があったことを宮川選手も井上コーチも認めています。

他の競技でも似たような指示は存在する

今回の指示は、アメリカンフットボールに限ったことではありません。
例えば、サッカーにおいても「削れ」という指示があります。
自由にプレーさせると味方に不利になるような相手選手に対して、自由にプレーさせないように反則を覚悟でボールを奪おうとする行為を意味します。
当然ながら最悪の場合は、相手選手が負傷する恐れがあります。

【事実2】審判の笛が鳴りプレー終了が宣告された後に、無防備な相手選手へタックルした

これは試合映像で残っている通りです。

アメリカンフットボールでは、審判の笛が鳴るとその時点でプレーは終了します。
今回は、審判の笛が鳴りプレーが終了していたのに問題は起きました。

タックルする前に、プレーが終了していたことに気付いていた

これも他の競技でもあることですが、選手は審判の笛が聞こえず、プレーが終了したことに気付いていないこともあります。
しかし宮川選手は、5/22の記者会見において、タックルする前にプレー終了に気付いていたことを認めました。

ちなみに、ボールを持っていない選手に対するタックルは反則になります。
加えて、タックルを受けて負傷した選手はQB(クオーターバック)というポジションでした。
ボールを投げた直後のQBは無防備なため、タックルされるのは危険です。
このことから、ボールを投げた直後のQBに対するタックルは、厳重な反則行為とされているのです。
これはアメフトの選手なら知っている基本的なことです。

【事実3】2度の反則を犯した選手は、審判から退場させられるまでプレーした

問題となった反則行為の後も、負傷により交代出場した相手QBに対して、ボールを持っていない状態にもかかわらず、宮川選手は再びタックルし、反則を犯しています。
それでも、宮川選手はベンチに下げられることなく試合に出場し続けました。

真相は問題が起きた後の対応からも見えてくる

アメリカンフットボールはフィールドでプレーに参加する選手は11人ですが、攻守・戦術・負傷などによって選手を常時入れ替えます。
選手を交代しながら、監督やコーチが考える戦略・作戦を遂行していきます。
反則は戦略・作戦に狂いが生じるため、監督やコーチは反則を嫌います。

それをふまえると、次のような疑問が湧いてきます。

  • 指示の意図と選手のプレー内容が異なっていたとすれば、指示をあらためなかったのはなぜか。
  • 監督やコーチが、反則行為について選手をとがめなかったのはなぜか。
  • 退場させられるまで、反則を犯した選手がベンチに下げられなかったのはなぜか。

これらの中にも真相は隠されているはずです。

事実を積み重ねていけば、問題の真相は明らかになるでしょう。

事実と推測を混同せずに、印象の良し悪しに左右されることなく、公平な立場で意見を言う。
報道も国会もそうあることを願っています。